皆さまは、平屋住宅のメリットとデメリットをご存知ですか？
平屋住宅は、すこし前までは、どちらかというと高齢の方が住む家というイメージでした。しかし、最近は年代を問わず、平屋住宅の人気が高まっています。
なぜそんなに、平屋住宅が好かれるのでしょう？平屋住宅の人気の秘密をメリットとデメリットの両方の側面から見ていきましょう

まず、大きなメリットとしては、平屋住宅が「ワンフロア」だということ。ワンフロアだと、移動がラクなので、高齢の方や、子育て世代の家庭にもうれしいポイントです。

足腰の弱いお年寄りは、階段をのぼるのも苦労されるでしょうし、子育てママも赤ちゃんを抱っこしての階段の昇り降りはたいへんです。それに、二階のない、フラットな環境ですから、家族とのコミュニケーションもとりやすくなります。

次に、屋根に太陽光をたくさん搭載できるということ。平屋住宅は、二階建てに比べ、屋根の面積を広くとることができます。だから、太陽光を載せる場合、たくさん搭載でき、その分、電気をたくさん蓄電でき、節約にもなるんです。

そして、何より、平屋住宅に暮らしはじめてからのメンテナンスがしやすいということ。日常の家の掃除は、忙しい働き世代・子育て世代・ご高齢の方にとって、とてもたいへん。平屋住宅なら、ワンフロアのフラットな環境だから、毎日のお掃除がとても簡単なのもうれしいですよね。

一見、平屋住宅はメリットばかりに見えてきますね。
それでは、平屋住宅のデメリットはどんなことがあるのでしょうか？

ご存知ですか？土地によって平屋住宅が建てれないことがあるんです。
建築基準法によって、土地ごとに定められた「建ぺい率」と「容積率」という数字があります。

建築基準法・・建ぺい率・・容積率・・
なんだかむずかしそうですよね・・

ざっくりと説明すると、家を建てるには、法律によって、その土地の面積に応じた建物のために使用する面積が決まっているということ。土地を購入したら、同じ広さで、二階建て住宅は建てれても、横幅をとる平屋住宅は建てれないことが。だからその分、土地代にコストがかかってしまうのですね。

それに、日当たりが確保できないなんてことも。これはもう想像ができますよね。まわりに背の高い建物が建っていたら、もしくは将来建ってしまったら、良好な日当たりが確保できなくなってしまうケースがでてきてしまいます。

そして、防犯対策のちがい。二階建ての場合は、就寝するのは二階でということが多いですよね。階段の昇り降りはたいへんですが、じつは防犯上は平屋住宅よりも二階建てが有利。平屋住宅は、生活のすべてが一階に集中しますから、防犯面でより十分な対策が必要になってきます。浴室や寝室を覗かれないように、植え込みなどで、視線をさえぎる工夫や、センサーライトをつけたりなど、防犯対策もしておいた方が良いのです。

いかがでしょう？
平屋住宅には、たくさんのメリットがありますが、裏返しで、土地代のコストなど、デメリットと思えることも存在します。新築で平屋住宅を建てる際は、メリット・デメリットを頭にいれて、十分に検討し、満足のいく自分たちだけの快適な平屋住宅を建てたいですね。

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