家庭内のお風呂って子どもにとって危険な場所って知ってました?
毎年100人以上の子どもがお風呂で溺れて命を落としています。
特に赤ちゃんは、口と鼻を覆うための10cmくらいの高さの水があれば溺れると言われています。
お風呂場はそんな危険な場所ですけど、お風呂に入らない訳にはいきませんよね。
そこで今回は、万が一のお風呂場での事故を防ぐために、対策と処置方法をご紹介!
お風呂の事故を予防するポイント
浴槽のふたは重いものにしよう
浴槽のふたが軽いと、子どもが開けて浴槽の中に落ちてしまう可能性もあります。
子どもが開けるには難しいような重いふたを選びましょう。
お風呂の時間は絶対に一人にしない
子どもがお風呂に入っている時間は絶対に一人にしないようにしてください。
お風呂のふちが50cm未満のお風呂ですと、転落してしまう可能性があります。
お風呂の時間は絶対に一人にせずに、目も離さないようにしましょう。
バケツや洗面器でも溺れる危険あり!
バケツや洗面器に溜めている水でも子どもは溺れる可能性があります。
先程もお話しましたが、赤ちゃんは10cmの高さの水があれば溺れます。
夕飯の準備をしている間に赤ちゃんがお風呂場に行く可能性もありますよね。
その時、浴槽にお湯を溜めていないからといって安心していると、バケツや洗面器の水で溺れてしまうかもしれません。
洗濯機も危険!
洗濯機の近くにはバケツや脱衣カゴなど足場になるようなものを置きがちですが、子どもが足場に上り、
洗濯機を覗き込んでしまう危険性があります。洗濯機の中に水をためている場合は特に注意しましょう。
万が一の際の応急処置と対応
大声で泣いて、その後は食欲もあり元気な場合
溺れているの子どもを救出した直後に大声で泣き、その後もいつもどおりでしたら、それほど心配することはありません。
しかし、数日の間はしっかりと様子を見るようにしましょう。
意識があるが水を吐いている場合
まずは飲んだ水を吐かせる必要があります。
まずは子どもをうつ伏せにして、肩甲骨の間を叩いて水を吐かせましょう。
水を吐かない場合は、無理に叩いて吐かせるのではなく、子どもの様子を見て病院を受診してください。
意識はあるがぐったりしている場合
まずは先程紹介した方法で水を吐かせます。
しばらくの間、呼吸や意識を確認しましょう。時間が経つにつれて意識が変化する場合もありますので、
必ず病院を受診するようにしてください。
ぐったりとしていて意識もなく、呼吸もしていない場合
大至急、救急車を呼びましょう。
救急車が来るまで、人口呼吸や心臓マッサージを行いましょう。
まとめ
今回は、子どもにとって危険なお風呂場での事故予防策と対策をご紹介しました。
赤ちゃんはハイハイを始めると急激に行動範囲が広がりますよね。
「少し目を離したすきに・・」という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お風呂場はとても危険な場所ですので、日々注意を払い大事なお子さんを万が一の事故から防ぎましょう。