こんにちは。シアーズホームの吉野です。
最近は、住宅の屋根に太陽光発電をつけているお家がかなり増えてきましたよね。
太陽光発電を導入する費用も、ここ10年ほどで半分以下になりましたし、発電した電気を自宅で使用できて使わなかった電力は売電することで毎月の光熱費が抑えられるどころか、月によっては収入になる、といったメリットから導入を検討する方はかなり多くなっています。
しかし、太陽光発電にもいくつかのデメリットがあるんです!今回は、太陽光発電の導入を検討されている方にあえて、太陽光発電のデメリットとその対策について知っていただきたいと思います。
デメリット①発電量が一定ではないため、毎月収入になるわけではない
これがよく耳にする太陽光発電のデメリットではないでしょうか。太陽光発電はその名の通り、太陽の力を受けて発電しています。そのため、夜間、雨の日などはほとんど発電しません。また、昼間でも雲がかかったり、周囲の建物の影がかかったりすると発電量は減ってしまうため、発電量は毎月一定にはなりません。雨の多い梅雨時期などは、発電量が減ってしまう、なんてことになるんです。
【対策】
・陽当たりの良さを確認しておく
・受光率(光を集める力)のいいメーカーを選ぶ
デメリット②設置に向いていない家がある
太陽光発電の発電量は、天候にも左右されますが、屋根の形状、流れ方向によっても変わってきます。南向きに設定された太陽光発電の発電量を100%とすると、東側、西側は約80%ほどの発電量になるといわれています。また、太陽光パネルをのせられる面積が極端に小さいと、満足のいく発電量とはならない可能性もあります。
そのほかにも、海のすぐそばの家だと、太陽光パネルが塩害の影響を受けたり、雪が多い地域だと積雪により発電が得られないといった地域特有の影響が出る場合もあります。
【対策】
・太陽光パネルを設置したい旨を事前に伝えて家づくりを始める
・地域の特性を理解しておく
デメリット③雨漏りのリスクが増える
太陽光パネルは、写真のような架台を屋根に取り付けてその上に設置します。この架台の取り付け方は屋根材によっても異なりますが、特に注意をしていただきたいのはスレート瓦の場合です。
スレート瓦の屋根には、取り付ける際、屋根に架台をビス止めするため、屋根に穴をあけることになり、雨漏りの危険性が高まります。
【対策】
・しっかりとした施工業者を選ぶ
・太陽光パネルのメーカーの雨漏り保証の有無を確認する
デメリット④売電がなかなか始まらないことがある
導入でもお話ししたように、太陽光発電の導入率は年々増加しています。そのため、売電を許可する経済産業省がパンク状態となり、通常申請から1か月前後で、売電が可能となりますが、それが半年以上かかるケースもあったようです。現在は回復傾向にありますが、申請不備等があると何度も差し戻しを受けることもあるため注意が必要です。申請はプロにお願いするほうがスムーズにいきそうです。(2020年9月時点の情報です)
【対策】
・太陽光パネルの販売店や住宅会社等に経済産業省への売電申請を委任する
まとめ
今回は太陽光発電のデメリット
①発電量が一定ではないため、毎月収入になるわけではない
②設置に向いていない家がある
③雨漏りのリスクが増える
④売電がなかなか始まらないことがある
以上の4つについてご紹介しました。
いずれもデメリットではありますが、対策をたてることは可能です。
もし、あなたが太陽光発電を検討されている場合は、その旨を早めに住宅会社に相談しておくことをお勧めします。
熊本の住宅会社シアーズホーム 吉野